2021年07月02日 07:00
島忠、ジョイン
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Shutterstock

ニトリホールディングスは6月30日、2021年3〜5月期決算を発表。売上高は前年比24%増の2,155億円、営業利益は同じく15%増の428億円だった。

買収した「島忠」が新たなセグメントとして加わっている。ニトリ事業の売上高は前年比2.4%増の1,779億円。島忠事業が377億円を売り上げた。

島忠をふくむ店舗数は753店舗で、前期末から13店舗を加えた。そのうち国内は660店舗で、ホームセンターは61店舗を占めた。

ニトリHD

ニトリ事業では通販売上が196億円(前年比16%増)と牽引。店舗売上は1,519億円で前年比横ばいだった。緊急事態宣言や「まん防」の影響で最大28店舗を臨時休業し、既存店売上は97.7%と落ち込んだ。

足元では、売上貢献の大きいアプリ会員数増加に注力している。すでに1,005万人を達成し、2022年2月までに1,300万人を目指す。最新VR技術を駆使した「バーチャルショールーム」にも取り組んでいる。

米国ではWalmartマーケットプレイス上での販売に着手。『Nクール』をはじめ独自ブランドの浸透を図る。中国でもTmallやJDといった巨大モールに出店している。

買収した島忠にはニトリ商品を投入、島忠のプライベートブランド品開発にも着手する。10億円を目標に経費削減も進め、短期集中的に生産性の向上を目指す。