2021年07月01日 07:00
DevSecOps強化へ
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ソフトウェア開発の世界には「DevOps」という概念がある。ソフトウェアは一度作った終わりではなく、絶え間ない開発・運用のサイクルがある。それをスムーズに実現する取り組み全般のことだ。

「JFrog」は、DevOpsに特化したソリューションを提供するSaaS企業。2008年に設立され、2020年に上場した。

2021年1〜3月期の売上高は前年比37%増の4,509万ドル。株価は上場してから軟調だ。時価総額は45億ドルで、通期売上予想(1.98〜2.04億ドル)の20倍以上。

JFrog

DevOpsにおいて重要性を増しているのがセキュリティ領域だ。

ソフトウェアに変更を加えるたび、脆弱性リスクをはらむ。開発サイクルの中でセキュリティ面を担保できれば、スムーズな運用に近づく。こうした取り組みを「DevSecOps」という。

そんな中で買収を発表したのが「Vdoo」。IoT機器向けの脆弱性対策ソリューションを展開する会社だ。買収額は3億ドルにのぼる。