2021年07月01日 07:00
Alexa、本を読もうよ!
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Shutterstock

Amazonは29日、新たに子供向けに本の「読み聞かせ」ができる機能を発表。バーチャルアシスタント『Alexa』を通じて提供される。

その名も「Reading Sidekick」。「Sidekick」は親友や仲間、助手といった意味。語源はズボンの前ポケット(「kick」)がスリにあいづらい安全なところだったから。

Reading Sidekickの対象は、6歳から9歳までの子供だ。読みたい時に読みたいストーリーを読むだけで、独力で本を読めるようになるのを手助けするという。

前提として、対応する紙の本や電子書籍とセットで使う。月額プラン『Amazon Kids+』の会員であれば、「Alexa, let’s read」と呼びかけるだけで読み聞かせを始めることができる。

Alexaに本のタイトルを伝えると、どのくらい読みたいかを子供に尋ねる。「少し」と答えた場合には、大半をAlexaが読み上げ、ごく短い部分を子供に読みあげるよう促すという仕組みだ。

進捗に応じて、Alexaは子供を励ましてくれる。「Amazing job!」「Woohoo!」といった調子だ。子供が読むのに詰まったら、次の単語をAlexaが教えてくれる。

この機能の重要なポイントは、まだ発音がつたない子供の発声に対応しているというところだ。大人と比べると地域や文化、発達の段階によっても違いが大きい。