ARベンチャーを買収?
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主にゲーミングのためのコミュニケーションプラットフォームを手がける「Discord」がARベンチャーとして知られていた「Ubiquity6」を買収した。
設立は2017年。「人々がつながる新しい方法を開発する」ことをミッションに掲げ、誰もがARコンテンツを作れる製品を開発してきた。
2018年10月にはシリーズBで2,700万ドルを調達。野心的なスタートアップとして注目された。一方ではユーザー数を伸ばすのに苦労してきた。
直近では抜本的な事業転換も敢行。オンラインパーティゲームをリモートで楽しめる「Backyard」を開発、ベータ提供した。数ヶ月で何百万というユーザーが参加したという。
Backyardは6月26日付でサービス提供を終了。Ubiquity6のチームとBackyardの製品、マルチプレイ技術はDiscordに統合される。
買収によってDiscordがAR技術を強化するつもりなのかは分からない。Ubiquity6 CEOによる発表では「ミッションは常に人々がつながる新しい方法を模索すること」と強調。AR技術について言及はなかった。