グァテマラから世界へ
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「Duolingo」が近くNASDAQへ新規上場する。
世界的に人気のモバイル言語学習アプリで、累計ダウンロード数は5億回超。Googleにおける検索回数では「Duolingo」の方が「learn Spanish」よりも9倍多いという。
創業者のルイス・フォン・アンとセヴェリン・ハッカーはカーネギーメロン大学で出会った。当時ルイスはコンピュータ科学の教授で、セヴェリンは博士課程の学生だった。
現在もルイスがCEO、セヴェリンがCTOを務める。ルイスは中央アメリカのグァテマラ出身で、教育水準が人々の生活に与える影響の大きさを目の当たりにしてきた。

2021年1〜3月の売上高は前年比97%増の5,536万ドル。定期課金が4,034万ドル、広告(アプリ内)が928万ドルという構成だ。
Duolingoは40言語で学習コースを提供、3,990万人の月間アクティブユーザーがいる。3月末時点で、MAUの5%ほど(180万人)が有料課金者だ。
ルイスCEOは目論見書で「私は生涯をかけて、地球上の全ての人が最高の教育を受けられる未来をつくるつもりだ。それこそが、主に知って欲しいことだ」とコメント。今はまだ始まりに過ぎないと付け加えた。