テレビCMをなくした
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「しまむら」が28日、2021年2〜5月期決算を発表。売上高が前年比33%増の1,425億円、営業利益は130億円で前年の赤字から大きく転換した。
前年同期はコロナ禍により、最大80店舗もの休業に迫られた。直近でも最大21店舗が休業となったが、1年前と比べると影響は軽い。
足元で強化するのがデジタル販促だ。今期はテレビCMをなくし、この3か月で17本(昨年3本)の動画広告を配信。売上状況や天候、気温などに応じて配信するメディアやセグメントを変更し、成果向上に取り組んだ。
SNS会員数が約2,700万人に拡大したこともあり、チラシ販促の最適化も進めた。直近では新聞折込11回に対し、Web配信が12回に。
チラシを動画広告を連動させる施策も面白い。チラシ内にQRコードを掲載し、しまむらドラマ『恋の正解コーデ』に誘導。一方で、チラシ効果の高い地方ではWeb配信を新聞折り込みに変えるなどの対応も行なった。