ビットコイン投資について語る
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孫正義社長は米ニューヨークタイムズ誌が主宰する「Dealbook Conference」に出席、自身が見ているものについて語った。
ソフトバンクグループは2020年3月、保有資産のうち4.5兆円を現金化する方針について発表した。当時のこの動きは、市場全体に対する短期的な悲観によるもの。
今では800億ドルもの現金を確保し、当初の目標に対して約2倍に及んだ。
イベントで孫氏は「次の2〜3か月で何が起こるかわからない。最悪のケースに備えているだけだ」とコメントした。
ビットコインに数億ドルを投資
面白かったのは、孫氏がビットコインへの投資について語ったことだ。
彼は友人から「資産の1%はビットコインで持っておくべきだ」と強く勧められ、よく分からなかったが試しに数億ドルを投資してみた。
すると、その日から孫氏は乱高下する資産価値に気を取られ、5分おきに価格をチェックするようになってしまう。
あまりに気が散ってしまうので、5,000万ドルだか(詳しい価格は知らないというが)の損失を出して売り払ってしまったとのこと。