2021年06月25日 07:00
売上・利益ともにさらに加速
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米物流会社「FedEx」が24日、2021年5月期(通期)決算を発表。Eコマース全体の加速に法人向けの需要増が加わり、FedExの業績も拡大が続いている。

2021年3〜5月の売上高は225億ドル(前年比30%増)と、前四半期からさらに加速。営業利益は前年比3.8倍の18億ドルに拡大した。

FedEx

220カ国で展開する高速配送『FedEx Express』は営業利益が前年比2倍以上に拡大。国際輸送に加え、米国内輸送も需要が強かった。

小口陸上配送『FedEx Ground』は前年比27%の増収だったが、BtoB配送の拡大によってパッケージあたりの単価が14%拡大。営業利益率も13.6%に改善した。

LTL(Less-than-truckload)配送を手がける『FedEx Freight』は前年比38%増の売上22.4億ドル。ここでも1日あたりの輸送量が30%増え、単価が6%拡大した。

創業者CEOのフレデリック・スミスは「COVID-19ワクチンの配送など、世界経済の復調に向けて重要な役割を担っている。私はFedExの未来に楽観的だ」と強調。世界全体の需要に対応していく姿勢を見せた。