DXは個別適用から全体最適へ
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デリバリーコンサルティングが6月24日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は7月29日を予定している。
2003年に設立され、ITコンサルティングとアウトソーシングを組み合わせたサービスを展開。ベトナムやタイのリソースを活用したオフショア開発も手がけてきた。
2020年10月には取締役会の決議により、事業セグメントを「デジタルトランスフォーメーション事業」の単一セグメントへと変更。
主なソリューションは「デジタルマイグレーション」「データストラテジー」「インテリジェントオートメーション」の三つ。デジタル化の構想・開発からデータ活用、ITツール導入までを提供する。
2020年7月期売上高のうち21.5%は大口顧客のトランス・コスモスから。株式の6.86%を握る大株主でもある。創業者で代表取締役の阪口氏もトランス・コスモス出身だ。
経営戦略として狙うのは、もちろん「DX市場」だ。今後は個別業務をIT化する「個別適用」から、経営全体から活用を考える「全体最適」への転換が進むとし、クライアントの企業価値最大化への貢献を目指す。
株式の想定発行価格は1,130円、上場時発行済株数は4,534,000株。想定時価総額は51.2億円となる。