2021年06月24日 07:00
情報革命の資本家
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ソフトバンクグループは6月23日、定時株主総会を開催。前年度から一転、業績のV字回復を果たしたと株主にアピールした。

孫正義氏は、自社グループについて「情報革命の資本家」と再定義。産業革命を引用しつつ、目指しているものについてプレゼンした。

強調したのは、19世紀においても「発明家」と「資本家」がタッグを組んだということ。ロスチャイルドのような資本家が、産業革命を牽引したという。

ロスチャイルドは、まだ新しかった「鉄道」や「油田」に投資した。鉄道は「物流の革新」であり、油田は「エネルギー供給」だ。新技術に可能性を見出し、リスクを取って大きな果実を掴んだ。

21世紀に起きているのは「情報革命」。ここでも「起業家」に「資本家」が多くの資本を投入する。その中でも「AI情報革命」に特化するのがソフトバンクグループというわけだ。

産業革命が「人力」を「機械」に置き換えたとするならば、情報革命は「機械」を「AI」に置き換えるもの。

投資家にとって「お金をつくる」ことが最も大切な一方、資本家として重視するのは「未来を創る」ことだと説明。ロスチャイルドやJPモルガンを引用しつつ、未来を創ることに一番の生きがいや使命を感じていると強調した。