2021年06月23日 07:00
フルタイム講師は3800人以上
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オンライン教育サービスを手がける中国企業「火花思維(Spark Education)」が近くナスダックへ上場する。

サービス開始は2018年。「K-12」と呼ばれる幼稚園の年長から高校3年生までの子供を対象に、少人数のオンライン授業を提供。3月時点で37万人の生徒を抱える。

主な講座は数学的思考、中国語、英語の3つ。知識を詰め込むのではなく、問題解決能力やクリエイティビティなど生涯役に立つ力を養うことに重きを置く。

Spark Education

3月末時点で3803人の講師を正社員として雇用。 授業の進捗管理や相談対応を担う1514人のチューターも自社で抱える。

各クラスの人数は2〜25人。生徒の集中力を高く保ち、インタラクティブな指導を提供するのに最適な規模だという。

授業を配信するプラットフォームも自社で開発。チューターとのやり取りや受講スケジュールの管理なども一括して行うことができる。

2020年度、中国の「K-12」向けオンライン教育の市場規模は1171億元(≒2兆円)。2025年には4倍の4706億元(≒8兆円)まで拡大する見通しだ。