2021年06月23日 07:00
主要顧客は売上1,000億円以上
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ブレインズテクノロジーが6月22日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は7月28日を予定している。

主軸の「Impulse」は2014年にリリース。当初は「大規模データ分析プラットフォーム」として開始したが、2019年以降は「異常検知ソリューション」として提供する。

複雑で膨大なセンサーや動画像など企業活動にかかわる膨大なデータを収集、加工、モデル構築/運用まで。オールインワン型のAIプラットフォームを標榜する。

構築したAIは企業内システムに組み込まれ、不良品検出や故障予兆検知に貢献。建設業や製造業、IT業を中心に21,000を超える機械学習モデルを運用する。

ブレインズテクノロジー

ソフトウェア利用顧客の業界構成比は、製造業が45.6%、情報通信業が25.6%、建設業が13.0%となり、この3業界で84.2%を占める。

顧客規模別の売上構成比では、売上1兆円以上が47.8%、1,000億以上5,000億円未満が24.1%で、売上1,000億円以上の大企業が売上の73.8%にのぼる

顧客ニーズにあわせてクラウド型とオンプレミス型を併用、2020年7月期にはソフトウェア売上が全体の59%。利用料や保守ライセンス費などのストック売上は34%を占める。

株式の想定発行価格は1,630円、上場時発行済株数は5,370,000株。想定時価総額は87.5億円となる。