エネルギービジネスを変革
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昨日、新規上場承認された企業の三社目がENECHANGEである。
創業ストーリーはユニークで、かつてケンブリッジ・エナジーデータ・ラボで語り合った仲間が日本(ENECHANGE:2015年)と英国(SMAP ENERGY:2016年)でそれぞれ会社を設立。2017年6月に統合した。
国内外のエネルギー事業者にツール提供する「エネルギーデータ事業」と、個人や法人向けに電力会社の比較・切替支援を行う「エネルギープラットフォーム事業」を展開。
3Q累計売上は12.5億円、経常利益が0.6億円。売上にして6.8億円がエネルギープラットフォーム事業、5.7億円がエネルギーデータ事業である。
エネルギープラットフォーム事業
- 累計切替件数は家庭ユーザーが17.3万件
- 法人ユーザーは4,412件、家庭ユーザーへの換算値では15.3万件相当
エネルギーデータ事業
- 累計顧客数31社、ARPU2,472万円
- 導入企業はTEPCO、東京ガス、Looopなど
エネルギー業界の潮流として「4D」を提唱する。「Deregulation(自由化)」「Digitization(デジタル化)」「Decarbonization(脱炭素化)」「Decentralization(分散化)」の四つだ。
脱炭素社会を実現するには送配電や小売側の技術革新が必要であり、変化する環境下で最適と判断するサービスをENECHANGEが提供するという。
上場時発行済株数は5,750,000株、想定売出価格は520円。想定時価総額は29.9億円ということになる。