中国のホテル大手「Atour Lifestyle Holdings」が近くナスダックに上場する。

設立は2013年。Haijun Wang CEOは同じくナスダックに上場している同業「華住酒店集団」の共同創業者でもある。

中国131都市で608軒のホテルを運営。「アッパーミドルクラス」のホテルチェーンとして同国最大規模だ。

手がけるホテルの多くは「Manachise」という運営方式をとる。一般的なフランチャイズ契約に含まれるブランドやシステム利用権の提供に加え、ホテル管理業務もAtourが請け負うというもの。

契約期間は8〜15年が基本。手数料は収益の5〜6％で、必要な備品の代金などは別途徴収する。2020年1〜3月期、「Manachised hotels」からの売上は全体の61％を占めた。

楽器やレコードで部屋を装飾する「Music Hotel」や、図書館を併設する「Literature Hotel」などテーマ型ホテルの運営も手がける。

部屋にある枕やマットレスなどは購入することが可能だ。 欲しい製品をアプリでスキャンすれば、同社のECサイトから新品を注文できる。