2021年06月22日 07:00
自律的なセキュリティ
14glyi5a9qlhdldlnng3la
Shutterstock

サイバーセキュリティ企業「SentinelOne」が近くニューヨーク証券取引所に上場する。

2013年に幼馴染とともに起業、AI技術に裏打ちされたXDRプラットフォームを世界で初めて確立した。XDRは「extended detection and response」の略で、サイバーセキュリティの「自律化」を可能にする。

SentinelOne

ARR(年次ストック収益)は1.61億ドル。直近四半期では前年比116%増と加速している。パンデミックで需要が加速し、中でも中小企業からの利用が拡大。海外比率は32%に増えた。

顧客数は4月末時点で4,700社(前年同期は2,700社)を超え、ネットリテンション率も124%と良好だ。ARR10万ドル超の顧客は277社で、前年同期の122社から急増。100万ドル超の顧客も17社(前年同期は6社)から増えている。

サイバーセキュリティは根本的に「データの問題」だという。より多くのデータを処理するほど「Singularity Platform」が扱える課題も増え、「自律的」な対処が可能となる。