2021年06月18日 07:10
物件オーナーから直接仕入れ
Jnwncqlmljeojcwhuyts9w
Shutterstock

ランドネットが6月17日、ジャスダック市場への新規上場を承認された。上場日は7月21日を予定している。

1999年、不動産売買や賃貸管理、仲介を扱う会社として設立。首都圏の投資用中古ワンルームマンションの売買・仲介を中心に拡大し、関西や全国主要都市まで展開する。

売上高は3Q累計で307億円、経常利益は同じく9億円に拡大。売上の302億円が不動産売買事業による。

ランドネット

主な事業モデルは、中古不動産を買い取って業者や投資家に販売するというもの。「ワンルーム」「ファミリータイプ」の二つを対象とし、前者は投資用、後者は実需を主に想定する。

買い取った不動産は必要に応じてリノベーションを行う。仕入れには仲介業者を介さず、約752万件もの不動産データ(4月末)に登録された不動産オーナーに直接働きかける

販売については不動産業者向けが53%(2020年7月期)を占め、実需層や一般投資家への販売(個人42%、法人5%)は十分ではないという。投資セミナーの定期開催、SNSでの情報発信による集客に注力しているところだ。

株式の想定発行価格は3,680円、上場時発行済株数は1,428,000株。想定時価総額は52.6億円となる。