2021年06月18日 07:10
モバイル版が売上の8割
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韓国のビデオゲーム開発企業クラフトン(KRAFTON)が、7月中に韓国市場へと上場する。人気ゲーム「PUBG」の開発で知られる企業だ。

創業は2007年。2017年にバトルロイヤル型のゲーム「PUBG」を開始し、韓国有数のベンチャー企業となった。

2020年の売上は1兆6,704億ウォン(≒1,634億円)、営業利益が7,739億ウォン(≒757億円)。営業利益率は46.3%にものぼる。

KRAFTON

その成功を語る上で欠かせないのが、中国の巨大ネット企業「テンセント」との関係だ。2017年3月のリリースから瞬く間に世界的ヒットとなるや、中国での独占運営権を獲得。(買収しようとしたという噂もあるが)出資も行い、今も創業者につぐ第二株主である。

今や収入の大半はPUBG、それもモバイルによるもの。2020年のモバイル売上は1兆3,414億ウォン(≒1,312億円)で全体の80%。オンラインゲームは16%、コンソールが1.8%を占めた。

今回の上場で、調達額は最大5.6兆ウォン(≒5,500億円)を見込む。普通株ベースでの時価総額は28兆ウォンにものぼり、韓国では過去最大規模となる見込みだ。