2021年06月18日 07:10
Adobeを強くさせるサイン
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Shutterstock

Adobeが6月17日、2021年2〜5月期決算を発表。売上高は前年比23%増の38.4億ドル、営業利益は同じく37%増の14.1億ドルだった。

前四半期の売上が跳ね上がった一因は、期間が1週間長かったため。1Q21は2020年11月28日〜2021年3月5日(98日間)だが、2Q21は3月6日〜6月4日(91日間)だ。

主力のデジタルメディア部門は前年比25%増収の27.9億ドル。ARR(年次ストック収益)は112.1億ドルに拡大した。

Adobe

そのうち「クリエイティブクラウド」の売上高は23.2億ドル(前年比24%増)。Photoshopなど主軸製品のアップデートを続けたほか、チーム向けやモバイル版の利用が拡大している。

同じくデジタルメディアに含まれる「ドキュメントクラウド」は前年比30%増の売上4.69億ドル。電子契約『Adobe Sign』の需要が加速し、新規顧客の獲得は前年比で倍増した。

「デジタル体験」部門も伸長。売上高は前年比21%増の9.38億ドル。パーソナライズされた顧客体験を大規模かつリアルタイムに実現するプラットフォームを大企業向けに提供する。

2021年6〜8月期の売上高は38.8億ドル前後を予想。マクロ環境の正常化や、夏が来ることにより成長率はやや鈍化する見通し。それでもデジタルメディア部門で前年比22%増、デジタル体験部門で同21%増収を見込む。