2021年06月15日 07:00
海外取扱高が5倍超に
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エニグモの業績拡大が続いている。海外在住の出品者からブランド品を購入できるECプラットフォーム『BUYMA』などの運営を手がける。

2021年2〜4月期の売上高は前年比36%増の18億円。営業利益は同49.2%増の7.1億円に拡大した。

主力のアパレルに加え、家具・雑貨などライフスタイル分野の品揃えを強化。セレクトショップなど法人出品者との連携も増えている。

エニグモ

足元で急成長するのは海外事業だ。主に北米に住む買い手向けに『GLOBAL BUYMA』を展開する。この取扱高は前年比5.3倍以上に拡大した。

海外展開を本格化したのは2013年。香港や韓国向けが中心だったが、2019年10月に北米にフォーカスした新体制を発足、リブランディングを進めている。

FacebookやPinterestなど北米の人気SNSで広告を積極展開。Amazonにはない高品質な品揃えをアピールする。高所得者層への普及が進み、昨年下期の平均購入単価は日本版の3.6倍だった。

今期は海外事業に最大2億円を投資する計画。広告拡大やSEO強化、『GLOBAL BUYMA』専属の出品者獲得などに充てる。