スウェーデンの後払いサービス大手「Klarna」が6月10日、新たに6.39億ドルを調達したと発表。調達ラウンドはソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導した。

企業価値は456億ドル（≒5兆円）となる見込み。フィンテック企業として欧州で最大、世界では2番手の規模だという。同業である米Affirmの時価総額（180億ドル）も大きく上回る。

設立は2005年。株主にはセコイア・キャピタルやブラックロックなども名を連ねる。

Klarnaの主力は、無利子で「4回払い」を可能にするサービス。 アプリに紐付けたカードから、2週間ごとに自動で該当額が引き落とされる。

金融機関と連携し、有利子ローンも提供。最大で36ヶ月間の分割払いに対応する。

世界に9000万人以上のユーザーを抱え、1日の取引数は200万回を超える。 ナイキやH&M、IKEAなどを含む25万社がKlarnaを導入しているという。

3月には海外事業強化に向けて10億ドルを調達。5月からニュージーランドでの展開を始め、「近いうちに別の主要市場にも進出する」 計画だ。