2021年06月14日 07:00
落ち着きを見せる売上
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BPO事業などを展開するギグワークスが6月11日、上期決算を発表。2019年まで「スリープログループ」として知られていた会社だ。

売上高は前年比28%増の118億円、営業利益は同じく89%増の8.4億円。前四半期までの急な拡大は落ち着いている。

セグメントは「オンデマンドエコノミー」「シェアリングエコノミー」の二部門。以前はそれぞれ「BPO事業」「コワーキングスペース事業」という名称だった。

ギグワークス

オンデマンドサービスでは、パンデミックに伴いヘルプデスクやサービスデスク関連にニーズが拡大。五輪関連で予定していた案件は延期された。

東京、大阪、福岡を中心に増席を進め、福岡には第2コンタクトセンターを新設。昨年受注した大型案件は予定通り春に終了、上期の業績に寄与した。

シェアオフィス事業は首都圏を中心に65拠点(4月末)で展開。提携先施設を含めると660拠点以上のオフィスネットワークとなり、利用企業数は5,000社、ドロップイン会員も1,100社を超える。

業績はひと段落した印象だが、通期売上は240億円(前年比21%増)を予想。オンデマンドサービスで新規案件の引き合いが複数あり、受注獲得を目指している。