労働力不足が懸念
Shutterstock
ペット用品のオンライン販売を手がける米「Chewy」が6月10日、2021年2〜4月期決算を発表した。
売上高は前年比31.7%増の21.4億ドル。営業利益は3912万ドル(前年は4749万ドルの赤字)となり、2四半期連続で黒字を確保した。
2021年度の通期売上は前年比25〜26%増の89億〜90億ドルを予想。前回発表(24〜25%増)から引き上げた。

アクティブ顧客数は前年から475万人増え、1977万人となった。 1人あたり売上は前年比8.7%増の388ドルで、客単価の上昇も進む。
定期購入サービス「Autoship」顧客による売上は前年比34.4%増の14.8億ドル。主にペットフードが対象で、初回は30%オフ(最大20ドルまで)、二回目以降も5%安く購入できる。
獣医に相談できる「Connect With a Vet」は、5月21日にサービス拡充を発表。新たにビデオでの診療や事前予約が可能となった。休日の営業も始め、365日対応できる。
一方では物流拠点で労働力が不足し、在庫切れの商品も増加。賃上げやインセンティブ報酬の付与で影響を最小限に抑えているという。株価は時間外で一時2%超下落した。