オートメーション・レイヤー
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RPA領域を代表するSaaS企業「UiPath」が上場後初となる決算を発表。
2021年2〜4月期の売上高は前年比65%増の1.86億ドル。営業損失は2.36億ドルだった。上場に際して株式報酬費用が2.5億ドルに膨らんだ。
5〜7月期の売上予想は1.80〜1.85億ドル。ARRは7.02〜7.04億ドル(前年比55%増)への拡大を見込む。

顧客数は8,500社を超え、そのうちARR10万ドル以上を支払う顧客が1,105社、100万ドル以上も104社いる。3月にはCloud Elementsを買収、APIベースの自動化提供にも取り組む。
UiPathのビジョンは、「自動化」がソフトウェア領域における「次のレイヤー」になるというもの。
現在、アプリケーションは人が直接操作している。将来的には「オートメーションレイヤー」が加わり、それを通じて操作する。
システム連携において、今の産業は「APIに依存しすぎ」とも指摘する。RPAは人間が画面上で行う動きを学習するため、人が操作できるものなら全て柔軟に対応しうるというわけだ。