米アパレルEC「Stitch Fix」が6月7日、2021年2〜4月期決算を発表。機械学習と人間のスタイリストによりおすすめアイテムを選び、自宅まで配送するサービスを手がける。

売上高は前年比44%増の5.4億ドル。前四半期（5億ドル）からは6%増となった。営業損益は2422万ドルの赤字。前年（4606万ドルの赤字）、前四半期（4035万ドルの赤字）から改善した。

ワクチン接種の進展で外出機会が増える中、アパレル需要の回復が続く。アクティブ顧客数は410万人超に拡大。四半期だけで23万人を獲得した。

次に届く「おすすめ服」を事前に確認できる 「Fix Preview」機能は対象ユーザーを拡大。イギリスでは全員、アメリカでは半数以上が利用できるようになった。うち4分の3ほどが機能を有効化し、注文額の上昇に繋がっているという。

アプリやサイトから商品を直接購入できる「ダイレクトバイ」サービスも強化。新たに「Shop by Category」機能をローンチし、ジャンルやブランドごとに商品を検索できるようになった。

2021年7月期の通期売上は前年比20.9〜21.5％増の20.7〜20.8億ドルと予想。前回予想（18〜20％増）から引き上げ、株価は時間外で15%以上も上昇している。