日本への本格展開
Shutterstock
Coupa Softwareが6月7日、2021年2〜4月期決算を発表。大企業向けの支出管理ソリューションを手がけるSaaS企業だ。
2,000社を超える顧客企業を700万以上ものサプライヤーとつなぐ。前回決算では導入プロセスを完全にオンライン化し、期間を1か月ほど短縮。売上高が急加速した。
今回決算での売上高は前年比40%増の1.67億ドル。営業損失は7,390万ドルと大きい。

損益上は大赤字だが、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローはそれぞれ3,200万ドル、3,000万ドルのプラスとなった。
4月には日本向けにジョイントベンチャーを設立。連携したのはジャパンクラウド。過去にはSalesforceやMarketoといった有名SaaS企業の日本進出を手がけたことがある。
通期売上予想は6.81〜6.84億ドル(前年比約26%)を見込む。株価は今年2月以来、低調だ。高値からは35%以上も下落し、時価総額は現在172億ドル。それでも、売上予想に対して25倍を超える評価である。