2021年06月07日 07:00
Atlasが売上の過半に
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MongoDBが6月3日、2020年2〜4月期決算を発表。「NoSQL」と呼ばれるドキュメント指向データベースを展開する企業だ。

売上高は前年比39%増の1.82億ドル。前年比では減速だが、直近3四半期前まででは最も高い売上成長率となった。営業損失は6,140万ドル。

MongoDB

牽引するのは、AWSなどのパブリッククラウド経由で提供される『MongoDB Atlas』。サービス開始は5年前になるが、今も前年比73%増収の急成長事業だ。

今や年間4億ドルペースとなり、今回初めて売り上げ全体の半分以上を占めた。

AWSやGoogle、アリババといった事業者のほか、欧州のクラウド事業者「OVH Cloud」や韓国の「Naver Cloud」とも連携。MongoDBを世界のどこからでも使える環境が整いつつある。

4月末時点での顧客数は26,800社を突破。1年前から約45%の拡大だ。そのうち25,300社以上がAtlas利用者である。

2022年1月期の売上予想は7.71〜7.84億ドル(前年比30〜33%増)。決算発表の翌日に株価は16%以上も高騰し、時価総額は200億ドルに迫る。