2021年06月07日 07:00
肩、こらんとって
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磁気を使った健康器具の販売を手がける「コラントッテ」が6月4日、東証マザーズへの上場を承認された。上場日は7月8日を予定する。

設立は1997年。代表取締役の小松克已氏が、寝たきりとなった父親の筋肉のコリを和らげるために立ち上げた。社名の由来は、関西弁の 「肩、こらんとって」

画像名

主力は磁気ネックレス「コラントッテTAO」シリーズ。価格は1万円〜2万円台が中心だ。他にも、磁気入りのTシャツや健康食品などを販売する。

製品開発には、独自技術の 「N極S極交互配列」 を活用。広範囲に磁力を生じさせることができ、筋肉のコリを効果的にほぐせるという。主力製品群は医療機器としての認証を受けている。

効能の高さから、アスリートによる利用も多い。 卓球女子日本代表の伊藤美誠選手やフィギュアスケーターの宇野昌磨選手、北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士選手などと契約を結ぶ。

内閣府によると、2036年には日本人の3人に1人が65歳以上となる見通し。腰痛や肩こりに悩む人が増えれば、コラントッテの潜在顧客も増えていく。

想定発行価格は1,000円。上場時の発行済株数は8,600,000株。想定時価総額は86億円となる。