2021年06月04日 07:00
サイバーセキュリティの代名詞?
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「CrowdStrike」が今朝方、2021年2〜4月期決算を発表。クラウドネイティブなセキュリティソリューションを手がける企業だ。

売上高は前年比70%増の3.0億ドルと、前回発表された予想の上限を上回った。営業損失は3,135万ドルだった。

顧客数は1.1万社(前年比82%増)に拡大。このうち119社は3月に買収したログ管理ツール「Humio」によるもの。買収によってセキュリティ「以外」の利用ケースも拡大するとしている。

CrowdStrike

CEOのジョージ・カーツは「CrowdStrikeの名前は業界最高水準のサイバーセキュリティ保護の同義語となった」と豪語。損益上は赤字だが、営業キャッシュフローは1.5億ドルに拡大した。

パンデミックでサイバー攻撃は増加2020年の上期だけで2019年の1年分を上回ったほどだ。在宅勤務などハイブリッドな働き方が増え、クラウド前提のセキュリティ対策の必要性が高まっている。

ARR(年次ストック収入)は前年比74%増の11.9億ドル。時価総額はその41倍の488億ドルにものぼる。通期売上予想は13.47〜13.7億ドルで、前回予想から引き上げている。