ノーコードでスマートなシート
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米Smartsheetが6月2日、2021年2〜4月期決算を発表。名前の通り、フレキシブルで拡張可能なシート機能を提供する企業だ。
強みとするのは、単一のプロジェクトからエンドツーエンドでの業務管理まで幅広く対応できる点。現代のダイナミックな就業環境下で事業を拡大してきた。

売上高は前年比37%増の1.17億ドル。営業損失は3,840万ドルだった。
Smartsheetはいわゆる「ノーコード」なソリューションだ。直近ではエンタープライズ企業への引き合いが増している。
年契約額5,000ドル以上の顧客数は12,655社(前年比32%増)。同じく5万ドル以上は1,674社(61%増)、10万ドル以上は661社(69%増)だった。
ドメイン顧客あたりの平均売上は5,461ドルで、前年比41%の拡大。既存顧客のアップセル動向を表すネットリテンションレートは125%と力強い。
2022年1月期の通期予想は売上5.1〜5.15億ドル(前年比32〜34%増)。赤字幅は依然として大きいが、時価総額は75億ドルにのぼる。決算発表後、株価は時間外で4%の高騰となっている。