2021年05月27日 07:05
購入者数、中国トップを維持
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中国のEコマース大手「Pinduoduo(拼多多)」が5月26日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比3.4倍の222億元(≒3780億円)となった。

営業損益は41億元(≒700億円)の赤字。前年(44億元の赤字)から改善した。

拼多多

アクティブ購入者数(直近12ヶ月ベース)は8.2億人で、前年からは2億人の増加。アリババ(8.1億人)やJD.com(5億人)を上回り、2四半期連続で中国Eコマース企業のトップを維持した。

ユーザー獲得をけん引したのは、2020年8月に始めた「Duo Duo Grocery」。 11時以前の注文を翌日16時までに届けるサービスだ。受け取りまでの時間が短いので、日持ちしない農作物の購入でも利用できる。

主力の広告売上は前年比2.6倍の141億元(≒2400億円)に拡大。取引の活発化に伴い、販売手数料による売上は同2.8倍の29億元(≒490億円)となった。

拼多多は基本的にマーケットプレイス型ECだが、品薄になった必需品を中心に直販型も展開。 この売上は51億元(≒870億円)にのぼった。