2021年05月27日 07:05
化粧品D2C、新規上場へ
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化粧品のオンライン販売などを手がける「Waqoo」が5月26日、東証マザーズへの上場を承認された。上場日は6月29日を予定する。

2005年に設立されたペット用品販売の「ぷらすぺっと」が前身。2007年から美容・健康食品のEC事業を始め、2015年に「Waqoo」へと社名変更した。井上裕基社長は日本オラクルやアクセンチュア、サイバーエージェントなどでの勤務経験を持つ。

Waqoo

Waqooの主力は「D2C」事業。自社で店舗を持たず、インターネットを通じて消費者に直接販売する。商品製造はOEM企業のホシケミカルズが担う。

美容ブランド HADA NATURE が売上の大部分を占める。炭酸クレンジング(通常価格4378円/100g)、炭酸美白美容液(同8778円/40g)、炭酸美白洗顔(同4378円/105g)が主力3商品だ。

昨年度には定期購入サービスを本格導入。定期購入件数は堅調に伸び、「ストック型のビジネスモデルになっている」 と強調する。

D2Cブランド向けのSaaS事業も展開。チャットボットによる顧客対応や、離脱率やクリック率の「見える化」を可能にするソリューションなどを提供する。

想定発行価格は1,880円。上場時の発行済株数は2,924,778株。想定時価総額は55億円となる。