3200店舗から当日配送
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ウォルマートは5月18日、2021年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比2.7%増の1383億ドルとなった。
営業利益は前年比32.3%増の69億ドル。営業利益率は5%と、前年から1.1ポイント上昇した。
ダグ・マクミロンCEOは 「アメリカでは、顧客は明らかに外出して買い物したがっている」 とコメント。年初よりも楽観的な見方を強めた。

主力である「Walmart US」の既存店売上高は前年比6%増。昨年はコロナ禍で買いだめがあったにも関わらず増収になったことをアピールした。
同事業のEC売上は前年比37%増と引き続き力強い。当日配送に対応する店舗は、4月末時点で全体の7割に当たる3200店超。1月末からは200店ほど増えた。
商品別では、日用雑貨の販売が前年から20%以上増加。DIY(日曜大工)向けの資材やスポーツ用品、家具などの需要が継続している。
会員制スーパー「サムズ・クラブ」も好調で、売上高は前年比10.1%増の167億ドル。会員数は過去最多を記録した。
一方、海外事業「Walmart International」の売上高は前年比8.3%減の273億ドル。アルゼンチン事業や西友株、英スーパー「アズダ」株の売却が影響した。