2021年05月19日 07:00
給与計算業務をフルスコープ受託
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給与計算業務のアウトソーシングを受託する「ペイロール」が5月18日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は6月22日を予定している。

ルーツは1989年。記帳代行業務の受託から始まり、1997年には給与計算業務にシフト。1999年にはインテリジェンスが筆頭株主となり、2001年にはパソナに譲渡される。

その後もオーナーが転々とし、ジャフコが出資したこともあった。2017年にはクレアシオン・キャピタルが筆頭株主に。5つのファンドを通じて出資し、現在も7割超を握る親会社である。

ペイロール

給与・賞与の計算に加え、年末調整など季節性業務や異動など人事関連、従業員との直接対応まで周辺業務をサポートする「フルスコープ型アウトソーシング」が特徴。

2016年からは「マイナンバー管理サービス」も提供。法改正などの市場動向に合わせて業務範囲を拡大し、給与計算業務を受託するマーケットでの競争力を保つ狙いだ。

2020年3月期の実績として、売上高のリテンション(継続)率が97.8%。ストック型の事業モデルであることをアピールする。

株式の想定発行価格は1,380円、上場時の発行済株式数は17,906,100株。想定時価総額は247億円となる。