2021年05月19日 07:00
ウォーターサーバー、売れてます
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ウォーターサーバーの販売を手がけるプレミアムウォーターHDが好調だ。2021年3月期の売上高は前年比24%増の563億円、営業利益が136%増の43.9億円となった。

コロナ禍は宅配水需要にポジティブな影響を与えた。「天然水が定期的に自宅まで配達される」「災害に備えた備蓄水」として認知度が高まっている。

プレミアムウォーターHD

保有契約件数は2020年3月に100万件の大台を突破。2021年3月末時点では122万件にのぼる。

主な集客方法はショッピングセンターなどでの「デモンストレーション販売」だったが、緊急事態宣言による休業という逆風もあった。

新たな営業チャネルの開拓に加え、電話のテレマーケティングやWebによる営業も推進。利用ごとにポイントがたまり、限定ECサイトで特別価格で購入できるといった継続率を高める仕組みにも注力する。

プレミアムウォーターの水源は、日本全国に5つある。サーバーやペットボトルの開発から製造、品質管理からアフターサービスに至るまで、製販一体型のモデルが強みだ。営業人員は全国に約1,000名。

ウォーターサーバーの国内世帯普及率は7%程度。事情は違うが米国は約50%、韓国も推定60%以上と大きい。伸び代の大きな市場で「一強」とも言われる地位を確立したことをアピールする。