2021年05月14日 07:00
あらゆるモノを配送
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米フードデリバリー大手のDoorDashが5月13日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比3倍の10.8億ドル。前四半期比でも11%の増収を確保した。

マーケットプレイス上での取扱高(GOV)は前四半期比21.2%増の99.1億ドルに拡大。営業損益は9900万ドルの赤字に改善した。

DoorDash

注文回数は前四半期比20.5%増の3.3億回となり、ユーザーあたりの平均注文頻度は過去最高。 新規顧客の獲得に加え、定額プラン「DashPass」に登録するエンゲージメントの高い顧客も増えている。

レストラン「以外」への注文回数は前四半期比で40%増。全体の7%超を占めるまでに拡大した。生鮮食品や日用品の購入が増え、利用頻度の向上に寄与した。

DoorDash外で注文された商品の配達を担う「Drive」も 「力強い需要が継続した」。飲食店に加え、コンビニやスーパーによる利用も急速に進んだ。

5月11日には、米薬局大手「Rite Aid」との提携を発表。一般医薬品や化粧品など2万4000品目以上をDoorDashで注文できる。

一方ではワクチン接種の進展で店内飲食の需要が戻り始め「注文数などにネガティブな影響が出ている」という。2QのGOV予想は94〜99億ドルと、ここ数年で初めて前四半期比でマイナス成長となる見通しだ。