大卒内定率、11年ぶりの大幅減
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文部科学省と厚生労働省が同日に発表したデータによると、今年度卒業予定の大学生の就職内定率は69.8%となった。
これは、2019年の76.8%から7.0ポイント低い値だ。リーマン・ショックの余波があった2009年以来では最大の低下となり、大学生をめぐる雇用情勢の悪化が顕在化している。
- このうち国公立大学の就職内定率は71.9%(7.5pt低下)
- 同じく私立大学は69.1%(6.8pt低下)
- 短期大学の就職内定率は、27.1%(13.5pt低下)
- 高等専門学校および専修学校はそれぞれ93.8%(2.4pt低下)、45.5%(14.9pt低下)
男女別では、男子大学生の就職内定率は68.8%(7.3pt低下)、女子は70.9%(6.7pt低下)となった。文系・理系別では、文系:68.7%(7.5pt低下)、理系:74.5%(4.8pt低下)となった。
地域別では関東地区が最も高く、74.4%(6.1pt低下)となっている。