2021年05月12日 07:00
クラッシュ・バンディクー
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Shutterstock

3D開発エンジンを提供するUnity Softwareが5月11日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前回予想の上限を突破し、前年比41%増の2億3,477万ドルとなった。

CEOのジョン・リッチティエッロは「我々の業績はリニア2Dからリアルタイム3Dへの力強い転換を反映している」とコメント。人々がテクノロジーと向き合う上で、最も重要な変化の一つだと強調した。

Unity Software

Unityは「リアルタイム3D」コンテンツを開発できる世界有数のプラットフォーム。ゲーム開発者から建築家、自動車デザイナー、映画製作者まで幅広く利用する。

開発ツールを提供する「Create Solutions」売上が前年比51%増の7,040万ドル。「Unity Ads」「Unity IAP(アプリ内課金)」といった収益化ツールを提供する「Operate Solutions」が1.47億ドル(前年比40%増)と拡大した。

3月には『キャンディクラッシュ』開発元のKINGが新作『クラッシュ・バンディクー ブッとび!』をUnityで開発。同社にとって初となる3Dモバイル作品だ。

上場に際して発生した株式報酬費用が大きく、営業損失は1.1億ドルとなった。株価は軟調で、時価総額は現在236億ドル。ピーク時から約半分となっている。