公式店舗の構成比が拡大
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ラテンアメリカのEC最大手、メルカドリブレが2021年1〜3月期決算を発表した。売上高は前年比2.1倍の13.8億ドル。為替影響を除くと2.6倍の大幅増収となった。
ブラジルやアルゼンチン、メキシコと主力地域での売上高が軒並み急増。営業利益は9084万ドルで、前年(2969万ドルの赤字)から黒字転換を果たした。

パナソニックやASUS、米食料品大手モンデリーズなどと連携を始め、販売高の約20%は公式店舗による販売となった。取扱高(GMV)は77.4%増の61億ドルに拡大。
有料会員特典として 『Disney+』『HBO』の動画配信コンテンツも提供。 ユニークアクティブユーザー数は前年比61.6%増の6980万人となった。
物流サービス「Mercado Envios」経由で出荷した商品は前年比2.3倍の2億810万点。48時間以内に配達を完了したのは全体のうち74% で、前年から21ポイントもの上昇をみせた。
決済サービス『Mercado Pago』の総決済高(TPV)は147億ドルにのぼり、為替影響を除くと前年比2.3倍。フィンテック事業の売上も前年比72.4%増の4.7億ドルに拡大した。