2021年05月07日 07:00
買収攻勢も展開
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システムの監視・分析ツールを提供するDatadogが2021年1〜3月期決算を発表。ARR10万ドルを超える大口顧客が1,437社(前年は960社)に増えるなど、事業の進捗をアピールした。

売上高は減速が続いている。足元では前年比51%増の1.99億ドル。営業損益は1,283万ドルの赤字だった。

Datadog

CEOのオリバー・ポメルは「事業者たちはポスト・パンデミックの世界に備え始めている」とコメント。DXプロジェクトが各社で優先され、その中でDatadogが強力な立ち位置にいるとアピールした。

4月12日には「Sqreen」を買収。SaaSベースのセキュリティプラットフォームを提供する会社で、アプリケーションのセキュリティリスクを検知・ブロックするソリューションを展開。

2月には「Timber」買収も発表。データ基盤「Vector」を提供する会社で、ハイブリッド環境におけるログ収集を効率化することができる。

2Q売上高は2.11〜2.13億ドル(前年比50.7〜52.1%増)を予想。通期では8.8〜8.9億ドル(同45.8〜47.4%増)を見込む。株価は時間外で7.9%の高騰となっている。