コア顧客数は15万社突破
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フリーランサーのマッチングプラットフォームを手がけるUpworkが5月4日、2021年1〜3月期決算を発表した。
売上高は前年比36.6%増の1.1億ドル。四半期として過去最高を更新し、増収率は近年で最も高い。
営業損益は770万ドルの赤字。前年から赤字幅は135万ドル縮小した。

プラットフォーム上での総取扱高(GSV)は前年比40.6%増の7.9億ドルと過去最高。手数料収入が伸び、主力の「マーケットプレイス」事業の売上高は40%増の1億ドルとなった。
年間支出額が5000ドル以上のコア顧客数は15.2万社。1年で2.4万社を獲得した。コロナ禍でリモートワークへの抵抗感が払拭され、「フリーランサーを活用する企業が急速に増えている」(ヘイデン・ブラウンCEO)という。
「顧客による支出の継続率(Client spend retention)」は前年から4ポイント高まり、106%となった。顧客数の増加だけでなく、既存顧客の単価上昇も目立つ。
2Qの売上高は前年比32.5〜38.2%増の1.16〜1.21億ドルを見込む。今年1月にはフリーランサー自身がスキルを商品化できる「売り手主導」型のソーシング事業にも参入するなど、新たな取り組みも進める。