EC中心に急拡大
Shutterstock
iRobotが5月3日、2021年1〜3月期決算を発表。掃除ロボット「ルンバ」や「ブラーバ」を手がける企業だ。
売上高は前年比58%増の3億330万ドル。北米では40%増、EMEAでは74%増、日本でも53%増とそれぞれ拡大している。

前年同期にはコロナ禍もあって売上高が減少したが、その後のネット通販対応で成長基調に戻った。
Eコマース売上高は前年比でおよそ90%の伸長となっており、売上高の実に56%を占めた。中でも自社販路(DtoC)が146%増の3,500万ドル。
商品別では『Roomba i3 / i3+』をEMEAおよび日本で1月にリリース。最大60日もの間、自動で「クリーンベース」にごみを排出するため、手入れする必要がないというフラグシップ製品だ。
売上高が大きく伸びた一方、営業利益は640万ドルにとどまった。前年の赤字からは回復したが、営業利益率は2.1%に過ぎない。株価は時間外で8%超の急落となっている。