2021年05月03日 08:00
出品施策の強化、続く
決算資料からStrainer作成

メルカリが4月30日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比44.1%増の769億円。営業利益は1億円となり、4四半期連続での営業黒字を記録した。

国内メルカリはMAUが1,904万人(前年比15%増)、GMV2,086億円(同27%増)と右肩上がりに拡大。売上高は前年比32%増の202億円、調整後営業利益は68億円と高収益が続く。

新型コロナ拡大で購入者数が急増したが、足元では出品施策も強化。メルカリ教室は3月末時点で400拠点、年内に2,000拠点を見込む

靴などの修理店「ミスターミニット」との連携では、出品・梱包・発送サポートまでの実証実験を都内6店舗で実施。コロナ禍にあえぐミスターミニットにとっても来客増につながり、メルカリの新規登録者数にも貢献している。

接客なく発送ができる「メルカリポスト」は3月末時点で140拠点にとどまるが、年末には2,000から3,000拠点に拡大する計画だ。

「メルペイ」は4月21日に利用者数1,000万人を突破。新たに設立した「メルコイン」では、売上金をビットコインで受け取れる機能や「ふえるお財布」での連携を予定する。

メルカリUS

メルカリ米国版も堅調で、GMVは3.2億ドル(前年比99%増)。MAUは510万人(同50%増)に膨らみ、決済手数料の導入でテイクレートが15%に上昇、3月には一時的に単月黒字化を実現した。