2021年05月03日 08:00
3ヶ月で33万口座増
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事業者向け工具通販のMonotaROが快進撃を続けている。4月30日に発表した2021年1〜3月期決算は、売上高が前年比24.6%増の460億円。四半期としての過去最高を大きく更新した。

営業利益は33.4%増の60億円と同じく過去最高。営業利益率は前年から1ポイントほど上昇し、13.1%になった。

MonotaROの登録会員数・在庫商品数

成長を支えるのは顧客基盤の拡大だ。3月末時点の登録口座数は583万口座。3ヶ月間で新たに33万口座を獲得した。

コロナ禍で落ち込んでいた主力の事業者向け販売が昨年12月頃から回復基調にある。個人に比べ客単価が高く、業績拡大に寄与した。

当日出荷に対応する在庫商品数は前年比5.4%増の48.9万点に拡大。 今年3月には、人気商品や輸入商品の配送などを担う「茨城中央サテライトセンター」が稼働を始めた。納期の短縮で利便性が高まり、顧客増に繋がっている。

大企業の資材調達を一元化する「購買管理システム事業」も高成長が続く。連携社数は前年比60%増の1400社。同セグメントの売り上げ比率は前年から2.6ポイント高まり、全体の2割を占めるほどになった。