2021年04月30日 07:00
海外事業、今期加速へ
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エス・エム・エスが4月28日、2021年3月期本決算を発表

売上高は前年比2.3%増の359.6億円、営業利益は同じく10.8%増の54.7億円。通期計画に対して売上は未達だったが、営業利益が計画を上回って着地した。

主力のキャリア事業では、新型コロナ影響が当初想定を超えて継続。介護・医療の両領域ともに計画以上のマイナス影響を受けた。

エス・エム・エス

介護事業者向けSaaS『カイポケ』では、前年比21%増の売上59.2億円。ここではコロナ影響は限定的で、会員数は31,100事業所(21,250拠点)に拡大した。会員増に加え、タブレットやスマホなどの有料オプションサービスの利用が拡大している。

2022年3月期については、売上・利益ともに二桁成長を計画。新型コロナ影響が続く中、更なる成長に向けて採用などの先行投資も進める。

期待されるのは海外事業だ。医療・ヘルスケア関連企業向けマーケティング支援事業で、オンライン化の推進などにより前年比で大きな成長を見込む。