2021年04月29日 07:00
好調も懸念多し
Giphy
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Facebookが2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比48%増の262億ドル。前年からの反動もあるが、力強い成長だ。

営業利益は同じく93%増の114億ドル。営業利益率は43%と、世界有数の収益性の高さを今回も実現している。

Facebook

Facebook本体のDAUは18.8億人(前年比8%増)、MAU28.5億人(同10%増)と堅調。グループ全体の利用者数はDAPで27.2億人(15%増)、MAP34.5億人(15%増)とさらに成長率が大きかった。

平均広告単価が前年比30%拡大したほか、配信広告数が12%拡大。2021年の残りについても、単価高騰による売上増が期待されるという。

今後には懸念も多い。4〜6月期にも前年の反動で大幅増収が期待されるが、下期にかけては前年が好調だっただけに成長率は鈍化する見通しだ。

広告ターゲティング周りには逆風も吹く。iOS 14.5のリリースで、ターゲティング広告のためのユーザー行動を追跡する行為を拒否できるようになった。この影響は2Qより本格化することが予想される。