引き続き売上倍増
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ECプラットフォームを展開するShopifyが4月28日、2021年1〜3月期決算を発表した。引き続き力強い成長が続く。
売上高は前年比2.1倍の9.9億ドルと大幅増。年末商戦のあった前四半期(9.8億ドル)も上回った。
営業利益は1.2億ドル(前年は0.7億ドルの赤字)。4四半期連続で黒字を確保し、収益性の向上が鮮明だ。

3月末までの12ヶ月間に加盟店となった事業社数は4万5800社。前年の2万6400社から73%増えた。
定期課金が積み上がり、1QのMRR(月間経常収益)は62%増の8990万ドルに拡大。このうち大口顧客向けの『Shopify Plus』が占める割合は26%。
決済手数料などの「マーチャントソリューション」売上も前年比2.4倍の6.7億ドルと高成長。EC利用が浸透し、取扱高(GMV)は前年比2.1倍の373億ドルになった。
2020年4月に開始した買い物アプリ「Shop」の利用も進む。決済サービス「Shop Pay」と合わせると、登録者数は3月末時点で1億700万人を超えたという。 Shopify加盟店の商品をオールインワンで購入できる利便性が人気を集める。
2Q以降は前年の反動が懸念される。同社は「高い成長が続くものの、成長率は2020年度から鈍化する見込みだ」と述べた。