2021年04月28日 07:00
海外での顧客開拓進む
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Shutterstock

画像共有サービスのPinterestは4月27日、2021年1〜3月期決算を発表した。

売上高は4.8億ドル。前年比の増収率は78.4%とこの数年で最も高い水準だ。営業損益は0.2億ドルの赤字と、前年(1.5億ドルの赤字)から大きく改善した。

PinterestのMAU構成

海外のMAUは前年比37%増の3.8億人と高水準の伸びが続く。エンゲージメントが高い傾向にある25歳以下の世代の獲得が進む。 海外売上は2.7倍の9500万ドルとなった。

AR技術を活用した試着サービスを拡充。新たに「ランコム」や「YSL」といったブランドのアイシャドーを画面上で試せるようになり、顧客を惹きつけた。

コロナ禍でEC需要が高まるなか、同社の広告サービスの引き合いも増加。特に中小広告主からの収益は全体の5割近くを占めるまでに高まった。

4月21日にはECサイト開発支援「Shopify」との連携強化を発表。オーストラリアやブラジルなど新たに27カ国において、Shopify経由でPinterestへ出品ができるようになった。

2Q売上は前年比105%増とさらに力強い成長を見込む。一方で株価は時間外で10%超の下落となった。