2021年04月28日 07:00
中国売上、2.2倍に
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米カフェチェーン大手のスターバックスが4月27日、2021年1〜3月期決算を発表した。

売上高は前年比11.2%増の66.7億ドル、営業利益は同2倍の9.9億ドル。経済活動が徐々に正常化するなか、カフェの利用客が戻ってきた。

スターバックスの売上構成

地域別で見ると、海外売上が42%%増の16億ドル。昨年のコロナ影響の反動もあるが、2019年1〜3月期(15.3億ドル)を超える水準まで急回復した。

成長ドライバーと位置付ける中国の売上は8.6億ドルと前年から2.2倍に拡大。コロナ禍でも出店攻勢を続け、店舗数は4973店と1年間で622店増やした。

既に中国店舗のほとんどで、「Starbucks Now」というオンライン注文・店舗受け取りサービスに対応。公式アプリだけでなく、アリババなど他社アプリからも注文可能にし、利便性を高めてきた。

アメリカ事業も8%の増収を確保。客数は前年割れが続くが、「ドライブスルー」や「カーブサイド・ピックアップ(駐車場受け取り)」でのまとめ買いにより客単価が上昇している。