2021年04月27日 07:00
投資、やはり絶好調
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コーエーテクモホールディングスが4月26日、2021年3月期本決算を発表した。売上高は前年比41.6%増の604億円、純利益は93.1%増の296億円。本業のゲーム販売が好調だったほか、投資による収益も大幅に増えた。

コーエーテクモの利益構成

ゲームなどエンタメ事業のセグメント利益は前年比79.4%増の239億円。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『三国志 覇道』など幅広いタイトルが好調だった。

1月に台湾、2月に韓国で発売した『三国志 戦略版』のダウンロード数は5000万を突破。欧米でも『三国志14 with パワーアップキット』を販売し、海外売上比率は51.3%と前年から14.3ポイント上昇した。

同社は1000億円以上の資金を運用する投資会社としての側面もある。有価証券売却益などを含む営業外収益は前年比86.3%増の194億円。 世界的な株高が運用益を押し上げた。

2023年度の営業利益は、2020年度比23%増の300億円を目指す。販売本数200万本級のパッケージゲームや、月商20億円級のスマートフォンゲームの開発などを重点目標に掲げる。