海外旅行は来年までかかるかも
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American Expressの2021年1〜3月期決算によると、旅行・娯楽(T&E)支出は増加傾向。今四半期時点で前年比50%まで回復した。
特に若者の消費が活発だ。T&E支出は2019年比で85%〜90%、レストラン利用はほぼ2019年の状態に戻っているという。45歳以上もワクチン接種が進むことで、2月から3月にかけてT&E支出が11%増加した。
旅行予約件数も前四半期から50%増加するなど、経済活動が戻りつつあることが伺える。
足元の四半期業績は、損失引当(Provisions for losses)を控除した純収益が前年比12%減の90.6億ドル。決済総額(Network volumes)は前年比5.6%減の2,693億ドルだった。
今後の見通しについては、T&E支出は国内消費を中心に第4四半期までに2019年の約70%まで回復すると予想。ただし、海外旅行需要の回復は2022年の後半まで時間がかかるという。